国道219号線にかかる万江川は、7月豪雨災害の時に氾濫し、大きな被害をもたらしました。
普段は、小さな川幅の河川なので、こんなにも被害が大きくなるとは思いもしませんでした。
水害の後は、川に土砂が堆積して、川というより小川のような規模になり景色も一変しました。
写真の奥の赤い橋は、鉄橋です。
JR肥薩線路の八代から人吉駅へ向かう線路の赤い鉄橋です。
SL人吉や、特急かわせみやませみが優雅に走っていました。
ゆったりとした田園風景に、溶け込んでほんとに、ステキだったんですよ。
叶うならもう一度見たいです。

 

 

 

 

 

 

 

大量の土砂を、大型重機で撤去をする作業が連日、行われています。
市内の小さな支流は、驚くほど川底が上がっていて、梅雨どきの
大雨が心底、心配でした。
河川工事がなかなか始まらなかった事もあり、「これで大雨がきたら、どうなるんだろう」と
漠然とした不安が湧いてきては、次第に大きくなる感覚は、今までにない体験です。

この川下には、たくさんの住宅がありました。
お世話になった方のご自宅も全壊です。
屋根まで浸水した様子を目の前にした時には、どこからこんな大量の水が
流れ込んだのか理解出来ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

河川工事の看板には、「いのちとくらしをまもる防災減災」と
記されています。
心配の種だった、盛り上がった土砂はすこしづつ撤去され、川幅もかなり
広くなりました。

人吉市・球磨郡には、球磨川に注ぎ込む支流がたくさんあります。
市内だけでも、大小の河川が数えきれないほどです。
河川の近くには、重要な病院や施設などが、たくさんあります。
少しでも、支流の土砂を撤去する工事が進んでくれると助かります。

春先の強風で、砂嵐のような状態でも交通整理をしている方
丁寧に土砂を撤去されているオペレータ―の方
冷たい川に入って測量をしている測量士の方
たくさんの工事関係者の方々にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
少しづつですけど、復興の手ごたえを感じる春です。