体育教室のウォーミングアップで、よく「鬼ごっこ」をやっています。
昔あそびのシリーズのひとつのなのですが、この「鬼ごっこ」は、なかなか
あなどれませんよ!
頭と体を同時に連動させながらやるゲームなんです。
①走る
②止まる
③走りながら鬼の位置を確認する
④逃げる方向を決める
⑤判断したら、すぐ動く方向を転換する
⑥相手とぶつからないようにする
など、ざっと分類するとこんな感じになります。
現在の小学生の運動能力が落ちたとよく言われますが、外で遊ぶ
時間が圧倒的に少ないのが原因のひとつです。
私が4歳~5歳くらいは、近所のお姉ちゃんやお兄ちゃんが、一緒に
遊んでくれて、その中で、さまざまなルールやチームワークなどを
教わったような記憶があります。
今は、近所の子供の数がかなり少ない状態ですし、遊ぶ場所も
限られていて、外で子供たちだけで遊ぶ機会が少ない状況なのでしょうね。
今思えば、あのころの時代は安全だったということでしょうか。
「鬼ごっこ」を5分やると、かなり息が上がります。
冬場などは、体温が短時間で上昇しますので、筋肉がほぐれて
そのあとのストレッチが、やりやすくなるので柔軟性も向上していきます。
運動能力を上げるためには、実はこの「考えて動く」という事が大切です。
言い換えると、自分が思ったように体を動かせる能力を鍛えることです。
この力がより備わると、他の子がやっている運動を見ただけでやれるように
なったり、新しい種目をするときに、体をどのように動かせばできるように
なるかをイメージできるようになります。
特に「鬼」になったときには、さらに頭をフル回転していきますね。
どの方向にいけば、より早く「タッチ」ができるか?
相手と自分との距離、自分の走るスピードなどを実感できるようになるんです。
「鬼ごっこ」を積極的に取り入れている、有名な保育園もあるくらいです。
高学年の子供たちが多いチームですと、止まっている子が少ないのが
わかります。常に、相手を見ながら動き続けている状態です。
「鬼ごっこ」は奥が深いです。